知っておきたい!犬猫のペットサロン・ペットホテルでトリミングを利用する際のポイント

犬や猫のペットとの毎日を健康的で快適なものにするためには、毛並みなどのお手入れが大切です。愛犬や愛猫の体の状態をチェックするために、飼い主がブラッシングしてあげるとスキンシップにもなってオススメです。さらに定期的にペットサロンなどでプロの手でトリミングを受けると清潔で良好な状態をキープすることができます。ペットサロンやペットホテルでトリミングを受ける時のポイントを紹介します。

 

どっちを選ぶ?ペットサロンとペットホテルの違い

ペットのトリミングをおこなっている施設はペットサロンやペットホテルがあります。厳密に言うと犬や猫のトリミングを専門におこなっているのがペットサロンで、ペットの宿泊施設がペットホテルになります。しかし近年はペットサロンが宿泊のサービスを取り入れたり、ペットホテルで宿泊中にトリミングのサービスを利用できたりする店舗が増えています。1回の来店で様々なサービスを利用したいという飼い主のニーズに応えるために、提供できるサービスがより多様なものに変化しているといった傾向があります。

 

ペットのトリミングを希望する場合には、ペットサロンでもペットホテルでもどちらでも構いません。ただ信用できる店舗なのか、トリマーの技術やペットへの接し方などは適切なのかということは事前にできるだけ確認しましょう。特に動物取扱業登録証と動物取扱責任者の掲示は義務化されているので、きちんと掲示してあるかは重要です。義務を守るという基本的なことができていない店舗を信頼することは難しいですね。トリミングを希望する場合には料金やメニューに注目しがちですが、大切なペットを預けるのですから信頼できる店舗であるかを自分の目で判断するのがオススメです。

 

またペットサロンやペットホテルにペットのお手入れを専門家に依頼したい時に、サービスの内容にトリミングとグルーミングがあり、何が違うのかわからない場合があります。ペットのお手入れについての基礎的な知識ですので、二つの違いを把握しておきましょう。トリミングはペットの毛をカットすることを指します。人間でいう散髪ですね。トリミングは毛のカットを指すため、トリミングのサービスにセットされているシャンプーや耳掃除はトリミングではなくグルーミングに当たります。

 

グルーミングはペットのお手入れ全般を指し、健康を保つことを目的にブラッシングや爪切りなどをおこなうことをグルーミングと言います。グルーミングはペットのお手入れに関する行為全般を指すためグルーミングの中にトリミングが含まれるという場合もありますが、正確にいうとトリミングとグルーミングは別のサービスになります。主なグルーミングのサービスとしては、ブラシで毛をとかすブラッシング・クシで毛を整えるコーミング・シャンプー・毛を乾かすドライイング・爪切り・耳掃除などがあります。またハサミを使い、糞や尿がつきにくくなるように肛門周りや股間の毛をカットすることもグルーミングに含まれます。犬のグルーミングで足の裏の毛をカットすることがあります。これは犬は体に汗をかかないため、体温調節を口と足の裏でおこなっているからです。足の裏の毛が伸びすぎてしまうと体温調節がうまくできなくなることがあるので、特に長毛種の場合にはこまめなお手入れが必要になります。

 

トリミングとグルーミングは同時におこなう方が何度もペットを連れて来店する必要がなく、ペットへの負担も少ないためトリミングのサービスに様々なグルーミングがセットになっている場合が多いです。また爪切りなどは気になった時に、それだけを単独でおこなってくれるペットサロンやペットホテルもあります。自宅でのセルフケアも可能ですが、犬の場合は肛門線絞りなどはプロの手にお任せした方が安心です。セルフケアをこまめにおこない、定期的にプロの手で全身をお手入れすることでペットの毛並みやコンディションをより良い状態に保つことができます。ペットサロンやペットホテルのトリミングサービスを上手に活用しましょう。

 

お手入れはお任せ!ペットサロンのサービスと料金の相場

ペットサロンは、人間でいうと美容院にあたります。ペットの毛をカットするのが一番の目的になります。ペットの種類や個体差にもよりますが、月に一回程度のペースで通うとペットの体をキレイで清潔な状態をキープすることができます。ただ大型犬や長毛種の場合にはトリミングの費用もかかるので、予算などを相談してトリミングのサイクルを決めるのが良いです。あまりトリミングの間隔が空いてしまうと、毛玉ができてしまうことがあります。その場合にはトリミングの前に毛玉をカットする必要があり、その分費用と時間がかかります。しかも毛玉を取り除くために広範囲の毛をカットしますので、その後のトリミングで希望したスタイルにならないといったケースも考えられます。優良なペットサロンは飼い主のニーズとペットのコンディションなどを考慮して、最適なトリミングの時期などをアドバイスしてくれます。わからないことなどを気軽に相談できるペットサロンを選びましょう。

 

多くのペットサロンは基本的なコースとしてトリミング・シャンプー・ブラッシングをおこなっています。この基本コースに最初から爪切りや耳掃除などのグルーミングの項目がセットになっている店舗もあります。追加オプションとして様々なグルーミングメニューが用意されている店舗もありますので、必要に応じて選択しましょう。犬のトリミングの場合は小型犬・中型犬・大型犬で料金が違います。大型犬になればなるほどカットにかかる時間が長くなるため、料金も少し高くなります。トリミング・シャンプー・ブラッシングの基本コースは、小型犬5000円~、中型犬7000円〜、大型犬9000円〜が料金の相場になっています。オプションで爪切りは500円〜800円、耳掃除は500円〜、肛門線絞りは500円〜、ノミ取りシャンプー500円、毛玉とり500円〜、抜け毛取り500円〜がおおよその相場になっています。

 

猫のトリミングのメニューは犬とほとんど同じです。猫は自分で全身の毛づくろいをするので、基本的に犬よりも頻繁にトリミングをおこなわなくても大丈夫な場合が多いです。ただ例外として長毛種と換毛期はトリミングをおこなったほうが良いです。長毛種は毛づくろいが十分に行き届かせることが難しいため、汚れやフケ、毛玉ができやすいので定期的なトリミングが必要です。換毛期は毛が抜け替わる時期なので、抜け毛が多く短毛種であってもトリミングをおこなったほうがお手入れが楽になります。トリミング・シャンプー・ブラッシングの基本コースは、短毛種5000円~、長毛種7000円〜が料金の相場になっています。オプションで爪切りは500円〜、耳掃除は800円〜1000円、ノミ取りシャンプー500円、毛玉とり500円〜1000円、抜け毛取り1000円〜がおおよその相場になっています。

 

お泊りのついでにピカピカ!ペットホテルのサービスと料金の相場

ペットホテルは飼い主が出張や旅行などの理由でペットの面倒を見られない時にペットを預かるサービスです。宿泊だけでなく一時預かりなど短時間の利用も可能です。ホテルの形態も一頭ずつケージに入れて個別に面倒を見てくれるホテルや、広い場所で他のペットと一緒に遊ばせてくれるホテルなどいろいろあります。ペットの性格や飼い主の希望に合わせてホテルのタイプを選びましょう。

 

ペットホテルの主なサービスは宿泊ですが、それに付随して様々なサービスを取り入れているペットホテルが増えています。ペットサロンや動物病院が経営しているペットホテルもあり、それぞれの特色を生かしたサービスを提供しています。ペットサロンが併設されているペットホテルでは、ペットを預かっている間に希望のコースでトリミングを受けることができます。動物病院のペットホテルでは万が一ペットが体調を崩しても、すぐに対応することができるので安心です。

 

ペットホテルのサービスとしては、ペットのホテルでの様子を報告してくれる「お知らせメール」があります。ペットと離れていると元気でいるか不安になりますが、決まった時間にメールでペットの様子を伝えてくれるので安心することができます。メールだけでなくwebのペットカメラでペットの様子をリアルタイムで確認できるサービスもあります。文章や写真よりも、実際の映像でペットの様子を見られるので人気があります。その他にもエステやマッサージ、温泉などのサービスを利用できるペットホテルもあります。

 

ペットホテルの料金は、一泊二日の宿泊で小型犬3000円〜、中型犬4000円〜、大型犬5000円〜が相場となっています。猫は種類や大きさなどは関係がなく3000円〜が相場です。時間単位の一時預かりは1時間の料金が小型犬350円〜、中型犬400円〜、大型犬600円〜が相場となっています。猫の一時預かりは1時間の料金が350円〜が相場です。トリミングを希望する場合には、宿泊費や一時預かり料金にトリミング料金が加算されます。ペットホテルでのトリミングは、宿泊のついでにペットをキレイにケアしてもらえるので人気のサービスです。

 

事前にチェック!トリミング利用する際の注意点

トリミングはペットの見た目をよくするためだけにおこなう訳ではありません。定期的に毛をカットし整えることで健康で衛生的なコンディションを保つことができます。毛が伸びたままになると、目に毛がかかり視界が邪魔されてしまいます。視界が悪いと思わぬケガの原因にもなりかねないので、目の周囲の毛をカットして視界を確保します。口の周りの毛も長すぎると食事のたびに汚れて不衛生になってしまいます。肛門や股間の毛も適度な長さにカットすることで、糞や尿の汚れがつきにくく、汚れを取り除くのも簡単になり清潔な状態にすることができます。さらに見落としがちなのが足の裏の毛です。犬は特に足の裏で体温調節をおこなうため、足の裏の毛が伸びすぎているのはよくありません。また毛が長いことによってグリップが効かず転倒することもあります。トリミングをして最適な毛の長さにすることで、これらのトラブルを回避することができます。

 

このようにトリミングはペットの健康のためにも大切ですが、トリミングを受ける際には注意点があります。狂犬病や伝染病の予防接種やワクチン摂取を受けていない犬はトリミングを受けることはできません。そのためワクチン接種が終わっていない子犬も同様にトリミングを受けることはできません。トリミングを希望する際には1年以内の予防接種の証明書が必要になります。また高齢なペットは体力の面で不安があるのでトリミングができない場合があります。また生理中だったり妊娠中などのデリケートな時期のトリミングは見送る場合もあります。病気やケガがある場合もトリミングを断られることがあります。これらの場合にはペットの体調によってはトリミングを受けることも可能ですが、かかりつけの獣医に相談してからの方が安心です。

 

トリミングをする際に毛玉が多い場合には、トリミングの前に毛玉を除去する必要があります。その場合には毛玉の処理代として追加料金がかかります。ノミやダニがいた場合にはトリミングを中止するか、別料金で駆除処理を受けることになります。トリミングを受ける前にはノミやダニなどの寄生虫がいないか確認をしましょう。皮膚が弱いペットをトリミングする場合には、使用するシャンプーで皮膚が荒れたり症状が悪化することがないように注意が必要です。低刺激の皮膚が弱いペット用のシャンプーを使用することができるペットサロンはありますが、通常とは違うシャンプーを使用するので特別料金がかかります。

 

噛みグセのある犬はトリミングを断られる場合もあります。トリマーはペットの扱いについてはプロですが、どうしても手のつけられないペットの場合にはお互いの安全のためにもトリミングを中止することがあります。ハサミやバリカンを使用して毛をカットするので暴れてしまうとケガの危険性があるからです。噛みグセなど心配な点がある場合には必ず事前に相談をしましょう。安全の確保のため口輪を使用するペットサロンも多く、口輪を使用することでスムーズに作業を進めペットへの負担やストレスを軽減することができます。ペットに口輪を使用することに抵抗を感じる飼い主もいますが、ケガを防ぐためにも有効な方法です。

 

トリミングはメリットがいっぱい!

トリミングはペットサロンだけでなくペットホテルなどでもサービスとして受けることができます。トリミングをすることで毛量を調節したり、希望のスタイルに整えたりできますが、一番のメリットは清潔を保てることです。毛をカットし整えることで汚れがつきにくくなり、お手入れもしやすくなるので衛生的です。トリミングを受けて健康的で快適な毎日をペットと過ごしましょう。